３泊４日、農家さんと生活を共にすることで、農家さんの持つ価値観や生活観、豊かさを感じることが出来ました。
年間を通じた作業をするわけでもなく、つらく・しんどい次期の作業を体験したわけでもありませんが、四季それぞれの作業や、天候一つに左右され、休む時間をとることができないなど、想像を絶する職である面も見えてきた一方で、四季を感じながら畑とともに過ごすことや人の源である食を守り、地域で共有していくことへの責任感をもっておられることを肌で感じました。
また、商売であり、人として生活をしていくためにもお金が必要ですが、食はもっと必要だと言っておられ、都会とは異なった価値の豊かさがあふれていると感じ、まさに、自給自足に近く、自分で出来ることは自分でやり、それを地域内で循環されるという生活が送られていました。そのような方たちをみて、自分の生活を省みる点もあり、農村の魅力として感じました。

そして、この４日間で一番得たものは、宿泊した地域への愛着です。知った人がいる、それだけで応援したくなりますし、顔が見える環境での地産地消、安全・安心とは、そういった人や地域のもとで成り立つのではないかと感じました。
もちろん、味や美味しさも大切ですが、苦労や努力を知ると、また変わってくるものだと思います。だから、それを見せようとすることに加え、見ようとする場が、もっとあればよいと感じ、グリーンツーリズムの意義をそこで感じました。受け入れてくださった方も、いきなり就農してほしいのではなく、理解ある人をもっと増やしたいとおっしゃっており、今後の私に課せられたことだと思います。
私が行かせていただいた農園では受入許可を出した農家さんがいたにもかかわらず、私一人であったことを非常に残念に思っておられ、そういった声にも応えるべく、参加者たちの連携により、活動を広める必要を感じました。

今後とも受け入れていただいた農園、農家さんへの感謝の気持ちを忘れず、地域貢献に努めたいと思います。ありがとうございました。